更新日: 2003/12/17
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	 てなわけで鈴木さんと神戸遠征。
	前回車で日帰りをしてへろへろとなったので、今回は新幹線で行くことに。
	 コミケと違って一般開場時間が11:30と遅いので(中小イベントは普通こうなのかも)けっこう余裕をもって現地に到着。
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	 前回は2フロアだったが、今回は二階のみの1フロア。それゆえに見本誌の集中展示スペースは小説専用しか設けられていない。
	 これ幸いということで、Progressiveをずらっと並べる。結構壮観である。
	 ブースのほうは立体構造度がさらにアップして、バランス的にけっこう怖い状況になりつつあったり。前世紀の在庫がなあ。
	 いっそ古いのは持ってこない、という選択肢もあるんだが、今回もそういった古いのを購入していった人もいるので、出来る限り並べたいと思うんだけど。
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	 開場後はそれなりの人出。ごった返すほどではないけれど、閑散とはほど遠い状況でした。
	 前回の二フロアに比べると、1箇所に集中してるだけに回りやすくてよかったです。
	 適当に回りつつ、前回神戸で目をつけたサークルをいくつかまわる。
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	 とりあえずジャンク・ヤードの結果は前回をかなり下回ることに。
	 まあ新刊があったとはいえ既刊の再編集ものだし、こんなところだろうなあ。
	 まわりのサークルで出している本と比べて、単価が高いので、試しに手を出しにくいということもあるんだろうけど。
	 今回は試みでペーパーというか、夏コミ予告のペラ一枚を配ったりとかもしたんだけど、こういう物ももう少し力入れるべきかも。
	 次回9月のそうさく畑56は、夏コミ新刊をひっさげて参加予定。
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	 終了後は三宮駅周辺を放浪して、ダイエーでお好み焼きを食う。
	 えびがおいしかったっす。
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	 夏コミの表紙原稿のフォロー要求が2箇所から。
	 執筆者名の読みの確認とか、裏表紙の値段とかその他の細かい部分とか。
	 よーするに、私が仕事を忘れていただけなのだが。
	 うーむ、腕のいい進行がほしい。
	 眼鏡でショートの美人秘書でも可。
_ そのまま長電話に突入。お互いヤフーBBだから通話料タダだしな。
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	 言葉には魂があって、うかつなことを口にすると、それがもとにえらいことになったりします。
	 だから
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	/*
	電話の中の長話でちょっと出たネタなのですが「眼鏡メイド限定本」。今思えば非常にいいネタかもと思います。
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_ なんて恐ろしいことを言うなあ!
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	 いいねえ。
	 多砲塔戦車の対極にある、あの割り切りが漢らしくて好き。
_ 日付あたりにアンカー入れといてもらえると助かるんだが。
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	の募集詳細がいつの間にやら公開されていた。
	 ページ数上限がちょっと気になるけども、今抱えている諸々は今月エンド〆なんで、気力さえあればなんとかなるか。
_ 一応プロットはあるし。
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	 自分の任務に精一杯つっぱって頑張る女性が、ちょっとした挫折で落ち込んだことをきっかけに角がとれていっしょにいる人のいい面に触れて、いい感じにかわいくなるというのは、モンスリーを例に出すまでもなく黄金パターンなわけだが、ちょっと早すぎたんじゃないかい?
	 いや、これではアリステアの立場が無いでしょうが。
	 タチアナへのあてつけでクラウスに鞍替えしたアリステアなんだが、ここでクラウスxアリステアのフラグが立つ前にクラウスxタチアナのフラグが立ってしまったらアリステアの立場が無いんじゃないか? と思ったり。
	 フラグさえ立ってればタチアナとアリステアでマクロスばりの三角関係に持ち込んでも、ラビもくわえて無茶苦茶にしてしまってもいいんだが……と思って13・14話を見ていたんだが、15話はそーゆー話ですか?
_ まあ未放映地区なんで、見るのはだいぶ先になりそうなんだが。
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	 とりあえず午前中に東京まで行けばなんとかなるなー、といいかげんに出発。
	 夏コミの締め切り直前なので、まともな準備とかは一切放棄。ま、なんとかなるさ。
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	 今回は申し込みが遅くてブースを取り損なったので、海外SF同好会アンサンブルの一角を間借り。同じよーに間借りするサークルが入り乱れ、何がなんだかわからない状況になった。
	 まあ2泊3日でもあるし、SF大会のディーラーズはまったり度では他の即売会の追随を許さないので、基本的に無人販売。暇がある人が適時のぞく、という方式になる。
	 まあ他のブースも大半そんな感じだし。
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	 オープニングは小さなホールで、立食パーティー式。
	 オープニングアニメは完成させたことは賞賛するが、レベル的にはちょっと……
	 すでに歴史的な映像になってしまったダイコン4オープニングアニメとか、「ほしのこえ」とかと比べられてしまう立場に立たざるをえない立場じゃないのかなー、というのは一方的過ぎるか。
	 正直途中でダれてしまった。もっと短くてもよかったんじゃないかなあ。
_ SF大会の立食パーティというと、料理が瞬時に蒸発して終わり、というケースが多いのだが、今回はそんなことはなかった。質より量という政策がとられたらしいが、それは正しいと思う。
_ 見物だったのが、ホテルの前の川で採れたマグロの解体実演。うまかったです。
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	 宇宙作家クラブ主催。
	 野田指令と笹本祐一氏が爆走し、野尻抱介氏他が方向修正という毎度のパターン。
	 とりあえず最近話題の軌道エレベーターとか、SSTOとか、その他諸々「カーボンナノチューブ製の構造材さえあれば全て解決!」「引っ張り強度は理想的だろうけど、温度にはどーなの?」といった話とかいろいろ。
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	 零時から会議という地獄のスケジュール。
	 3時ごろまで延々と。
	 とりあえず自分はやらなきゃいけないこと以外やらなかった気が。
_ その後、ディーラーズを見たり、連合会議の宴会に参加したり。とりあえず外が明るくなってきたところで沈没。
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	 朝食にぎりぎり間に合うかという時間に目覚めるが、食欲ゼロ。
	 とりあえずディーラーズへ。
	 少しずつ売れているようで、少なくなった山や棚に補充。
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	 ディーラーズの隣。組み立てには参加しなかったのだが、ふじの打ち上げシミュレーションに参加。なぜか ThinkPad s30を持っていたから。
	 ただ、ボイスチャットとヘッドセットを使用して行ったのだが、そーゆーのはは未経験ということもあって、うまく動いているかの判断がまったくわからん。そもそもs30のマイク入力端子なんか使ったこと無いしな。
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	 使用したプログラムは、ふじとふじを打ち上げる H-2Aのテレメトリをネットワークでやりとりするもの。参加者は管制官の一人となって、そのテレメトリで状況を判断し、ロケットや宇宙機への指令を出す。
	 テレメトリは刻々と変化する数字の羅列なので、どの数字がどういった意味を持っているのかを解っていないとさっぱり解らない。
	 が、それがわかると俄然楽しくなってくる。
	 残念なのは、解った頃には終わってしまっていることかなあ。
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	 野田指令独演会。開演直前に行ったのだが、すでに席はいっぱい。部屋の外にも人が溢れる状況。宇宙作家クラブ主宰の企画はここ数年こんな感じではあるのだが。
	 これまでは“謎の野田指令”であったのが、今回は“NASDAの野田(指令)”と正式に手続きを踏んでの参加。
	 前半は主に野田指令の仕事の話。ふじの模型の超音速風洞写真が興味深い。特に機体を傾けたときのやつが。
	 通常の風洞と超音速風洞と極超音速風洞での違いの話とか、空気をタンクに貯めて一気に放出するため、一日に一回しかできないとか、現場の話をいろいろ。
	 後半は質疑応答。
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	 ディーラーズルームで参加。
	 結果、51点。
	 持ってるけど読んでない本からの出題に歯噛みする。押川春浪の「海底軍艦」とか。
	 平均点は何点だったんだろう?
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	 昨日のオープニングで使用されたホールで星雲賞の授賞式、その後立食パーティという企画。
	 今年の星雲賞受賞作。まああちこちで流れているけれど一応。
	 いろいろコメントしたいところだけども、長くなりそうなのでまた後日。
	 まあ順当と言えば順当な結果だったんじゃないかなあ。俺の好みは別として。
_ とりあえず歩き回って、幾人かの受賞者の人とちょっと話をする。受賞パーティーということで、あまり気負うことなく話しかけることができるのがよかったなあ。
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	 受賞パーティーでは、「おあずけ」状態の参加者のために受賞者コメントは一言二言で終わってしまった。
	 そんなわけでもっと詳しいコメントを、ということで設けられたらしいパネル。
	 受賞の感想とか手応えとか質疑応答とか。
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	 今までありそうで無かった企画らしいのだが、恒例になってほしい企画だ。
	 ついでにこういう場を設けられるなら各種プレスにリリース出して発表記者会見くらいにしてしまってもいいのではないだろーか。
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	 ライトノベル講座に行こうかなーとも思ったのだが、ライトノベル全般と言うよりも電撃に興味があるのでこっちに参加。あと、こういった夜中に車座になって飲みながら延々、という企画にはあまり参加したことがないから。
	 ゲストは秋山瑞人氏と古橋秀之氏。古橋氏の控えめなことといったらもう。いつのまにか観客側に回ってるし。
	 車座企画らしく、参加者の自己紹介から始まる。あとは各人の電撃文庫との出会いとかの話からいろいろ。
	 その後も入れ替わりいろいろな人が出入りするが、2時ごろにお開き。部屋の片付けの時に、秋山氏にちょっと聞いてみたかったことを聞いてみる。こーゆーことができるのがSF大会のいいところというか。
	 ちなみに古橋氏が「サムライ・レンズマン」の作者であることをこの時はしっかり失念していた。いや、あれって電撃じゃないし。
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	 ディーラーズをチェックした後、風呂入って常設飲み部屋でだべる。
	 薄明になるころに、その部屋の隅で行われていたパネル企画「本年度前半星雲賞候補作候補」企画を撤収。実は企画助っ人という立場だったり。
	 これは、星雲賞の候補作が前年1月から12月ということで、どうしても年の前半に発表されたものは印象が薄くなる、というかぶっちゃけ忘れられやすいよねえ、ということで行われた企画。
	 とにかく参加者がこれは対象になるだろうという物をメモして張りつけていくだけという物。位置付けとしては単なる覚書ですな。
	 ざっと眺めて思ったのは、メディア部門が多いこと。アニメが軒並み13話で終わるよーになったからだと思うのだが。
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	 その後、ディーラーズの撤収準備。公式には7時が撤収開始ということだが、朝6時に人が来るとも思えないし。
	 とりあえず本とかさばるものをダンボールに叩きこんで就寝。
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	 2時間だけ寝ようと思ってたのだが、3時間寝てしまう。お約束である。
	 なんとか朝食を、と思ったのだが、寝ている間にアンサンブルから携帯に連絡が入っていたのでディーラーズへ。
	 回らない頭で売上の計算と分配をする。計算誤差は全てお茶大SF研に押し付ける。だって搬入量不明なので計算しようが無いのだ。その代わり誤差がプラス方向だった場合は彼女達のもうけである。そーゆーもんだ。
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	 2003年オールタイム・ベスト地球・海洋SFやセンス・オブ・ジェンダー賞、暗黒星雲賞の発表。
	 オールタイム・ベスト地球・海洋SFの「埋もれた名作に光を当てる」と言う姿勢は評価できるし、それゆえにオールタイムベストであるというのも納得できるのだが、なんとなくオールタイムベストを毎年行うというのはちょっと無理があるんじゃないかなー、とも思う。それにどちらかというとノミネートリストにこそ意味があるんじゃないかという気も。
	 暗黒星雲賞、実は昔はけっこう票読みとか手伝っていたのだが、最近は全然である。今回も暇なら手伝いに来るよーにといわれていたのだが、ディーラーズの撤収とかですっかり失念。
_ こういった賞についてはちょっと思うことがあるのだが、また日を改めて。
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	 いい大会だったと思う。
	 参加費高いし、場所は遠いし、ホテルはボロだったけれど、寝る間も惜しんで遊びまわったわけだし。
	 2泊で睡眠時間の合計が5時間ちょい。中学生の修学旅行かっての。
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	 SF大会です、なんてことを言っている余裕も無く、帰りの新幹線ではProgressiveの編集作業。なんだが、横浜を超えたあたりで撃沈。
	 一応s30を持っていったのだが、大会で編集なんてできやしねえ。
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	 SF大会から帰ってきて、編集に突入。今日の19時までに黒猫さんの営業所に放り込めねばならんのよ。
	 正直間に合うわけねえ、という気がしたので、ページ数の多い Progressive19から作業を行う。
	 締切再設定→料金割高の影響を少しでも避けるためだが…… Progressive20は異様なほどにさくさく編集できてしまって、両方共あっけなく発送完了。
_ そりゃ短篇集の方が目次作ったり扉作ったりと手間かかるわなあ。
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	 コミケの入稿は終わったのだが、今月は月末〆でもう一つ原稿があったりするのであった。
	 そんなわけでこの週末はサイゼリアとガストを延々とハシゴする。
	 ThinkPad s30は5月に予備バッテリーをひとつ入手したので、こんなバカも余裕である。
_ ちなみにバッテリーが切れるより、私の根性が切れるほうが速い。
_ O氏の原稿上がったとかProgressive入稿祝いとか。
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	 金山駅でO氏と鈴木氏と待ち合わせ。どっかで花火大会があるらしく、浴衣の人が沢山であった。
	 とりあえず呼びこみの人に言われるがままに居酒屋のよーな店。
	 ちょっと高めだったけど美味かったなあ。店の名前忘れたけど。
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	 その後、深+へ。
	 マスターには「お前は会話のシーンとかが下手なんだから戯曲を読め」といわれる。
	 そーいえばシェイクスピアとかまともに読んだこと無いんだよなあ。興味はあるんだけど。
	 この夏に何冊か読んでみるかな。図書館行けばあるだろうし。
.O. ..O OOOCopyright(c)2002 2003Takahiro Hayashi