ギャルナフカの迷宮

Progressive25




Progressive25表紙
「投宮刑に刑期はない」
 テーオ・スレベンスは、その言葉と共に、拘置所
の奥の狭い部屋から深い縦穴へと送り込まれた。

「ギャルナフカの迷宮」、それは労役刑より重く、
死刑よりは軽い刑罰として、反社会罪に問われた囚
人が送り込まれる刑場の名だ。
 天井一面に発光する昆虫がひしめき合い、地下数
キロ四方に広がる迷宮。そこに送り込まれる囚人に
手渡されるものは、たった一枚の地図だけ。
 ある者は飢えて倒れ、ある者は絶望に自ら死を選
択し、そしてまたある者は飢餓を満たすために他の
囚人を喰らう。
 社会から隔絶された暗闇の中で、テーオはいかに
生きのびたのか――

 日本SF界の俊英・小川一水が残酷に、そして限
りなき愛情を込めて紡ぎ出す傑作冒険小説!
オフセットA5サイズ
著者:小川一水
表紙デザイン:東2
総項数:52ページ
価格:500円
発行:Progressive
発売:ジャンク・ヤード



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Last Updated: Thursday, 23-Sep-2004 15:33:25 JST